どうして物の形がとれないのか?
絵を描く時に白い紙を前にしてまず悩むのが、形のとり方ですね。
「あまり絵をかいたことなくて・・・」
という人に、そこの花を見て自由に描いてみましょう!と言うとどこから描き始めたらいいのかわからなくて、なかなか鉛筆が進まないのが実情だと思います。
私も同じです。
ほぼ描いたことがない物を想像で描いて!と言われると、そもそもの形がわからなくて、描いてみてもそれはもう別のものになっています。
エビを描いてって言われて描いたら、足がたくさんあるカタツムリになっちゃったんだよね!
その通り( ;∀;)
逆に、描いたことがあるものだとスラスラ描けます。
この違いは何なのか!?
ものの形をよく見て、形をとる勉強をしたかどうかです。
だからー、その勉強の仕方を聞いてるんだって
そうでした。
では、簡単に誰でもできる形のとり方を紹介しましょう。
写真をトレースする
やり方は簡単です。
①描きたい物の写真を用意する
②薄い紙を乗せる(トレーシングペーパーや半紙など)
③なぞり描きする
これだけです!
写真をなぞり書きして物の形を覚えるという方法です。
小学生の頃、ひらがなの練習をなぞり書きしましたよね?それと同じです。
このステップを繰り返すと、徐々に花なら花の形、家具なら家具の形のとり方がわかってきます。
さらに、運筆力が鍛えられ、いきいきしたラインが引けるようになります。
薄い紙はトレーシングペーパーが最適で、100円均一や文具店においてありますよ。
写真をなぞり描きするのが難しいと感じる場合は、誰かが描いた単純な線のものを写してみるのもいいです。
ポップでかわいいイラストが描きたいなと思ったら、
自分のイメージに近いイラストを真似してみるといいね!
人が描いたものの真似するなんて!
私は自分の絵が描けるようになりたいのよ?
そのための練習だよ♪
「ポップでかわいいイラスト」の形が描けるようになれば、
なぞらずに描いているうちに自分の癖も出てくるから
知らないうちに自分の絵になってるんだよ。
自分のイラストを描くには、
なぞり描きした後にさらに練習が必要なのね
※他者の作品のなぞり描きを、自分の作品として発表することは犯罪なので気を付けましょう。
練習素材の用意
練習台の素材は新聞広告や生協のチラシが使えます。
洋服ならスーパーなどで見かける女性用カタログもいいし、定期購読の雑誌にもたくさん写真があります。
描いてみたいものの素材が手に入りにくいんだけど、どうしよう?
ネットには無料で手に入るイラストや写真のサイトがあるので、一度検索してみて下さい。
↑無料サイトも色々ありますが、私が登録して使っているのはこれです。
ダウンロードでもクリエイターとしてもお世話になっています。
余談ですが、写真が撮れたりイラストが描ける人は、ちょっとしたお小遣い稼ぎができますよ。
まとめ
イラストの下絵を描くときにいきなり手が止まってしまうときは、そもそもの形がわかっていないので形を勉強しましょう。
何種類かの写真やイラストをなぞり描きし、形を覚えるといいです。
繰り返し描くことで手がそのイラストに慣れるので、次回からは勉強なしで描くことができるようになります。
その段階でなぞらずに描いていると、徐々に自分のイラストになっていきますよ。
イラストが一つ描けると自信に繋がり、似たようなイラストなら何かを見なくても描けるようになります。
簡単なものから始めて、どんどん自信をつけていきましょう。
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