小さいころから絵を描くのが好きでした。
成長するに連れ、忙しくて何も描かない時期もありましたが、結局今も何かしら描いています。
絵を描くことに気合が入っていた時も、もう絵なんかいいやと放置していたときもあったのに、
なぜかいつも描く場所に戻ってきました。
しかも、ちょっとだけレベルアップして。
寄り道も悪い事じゃないんだなって、今なら思えます。
そんな感じでイラストと緩く付き合ってきた軌跡をたどり、
イラストを描いていて良かったこと、悪かったことを書きだしてみました。
良かったこと
まずはイラストを描いていて良かったことを書いてみます。
・ストレス発散になる
・暇つぶしになる
・色んな人にに褒めてもらえる
・自分の技術の向上が嬉しい
・仕事によっては役立つ
・子供が喜ぶ
順番に見ていきましょう。
① ストレス発散になる
ストレスが溜まったときにイラストを描くと、高い集中力が発揮されます。
心の中で溜まっているものを一つの作品に全てぶつけるので、ちょっと面倒な作業であっても黙々とやります。
むしろ、しつこいくらい執拗に(^▽^;)
それだけの熱量をもって描くと、描いた後がスッキリしています!
あー!描いた描いた♪
ストレスをぶつけるといっても、完成がめちゃくちゃな絵になっては後でストレスが溜まります。
完成に時間がかかる大きな作品は、描く前にあらかじめ描く場所やどのように塗ったり描いたりするかを決め、頭をあまり使わない単純作業にしてしまいます。
「このエリアだけこの2本の色鉛筆で丁寧に塗ろう」とかです。
心の中の滞留物を吐き出すときの作品は、きちんと何をどのように塗るか決めていれば、普段よりきれいな作品に仕上がります。
個人的にはおすすめです!
②暇つぶしになる
暇で暇で困っている方!
何かイラストを描いてみることをお勧めします。
さらに色鉛筆で描くと、細いペン先なので大作を描き上げるには時間がかかります。
色鉛筆で本物そっくりに描き上げる画家さんは、数十時間もかけて描き上げるそうです。
それだけの時間をかけると、すばらしい絵が描け、暇な時間も無くなり一石二鳥です!
さらにその絵を売れば、お小遣いも手に入るかもしれませんよ♪
簡単なイラストでもお小遣いになるサイトもあるので、チャレンジしてみて下さい。
③色んな人に褒めてもらえる
子供の為に簡単にサラサラっと描いた落書きでも、何故かとても褒められることがよくあります。
え?こんな絵でも認められるの?嬉しい!!
素直に嬉しく、自信にも繋がります。
イラストは私達の周りにありふれているのに、イラストを生で描いている人にはあまり会わない気がします。
商売で描いている人にはお店で会えても、
売るつもりがないイラストを描いている人には、ほぼ会わない。
だから、簡単に描かれた刺しイラストが珍しいのかもしれません。
でも、やっぱり褒められると嬉しいなぁ☺️
④自分の技術の向上が嬉しい
長くイラストを描いていると、描きたいものの対象や着眼点が変わり、
色々描くうちに目に見えて自分の上達振りがわかるときがあります。
そんなときは出来上がった作品を持って、
見てみて〜!
っと誰彼なしに見て欲しくなります。
長い時間椅子に座って手を動かし、見本を見比べ、頭を動かした甲斐があったというものです。
こういう瞬間があるから、なかなかやめられないと思います。
⑤仕事によっては役立つ
世間にはイラストがあふれています。
いろんなところで需要があるようです。
お仕事内容やイラスト技術の差はありますが、イラストを描く技術は今の仕事にも役立ちます。
例えば、お絵描きソフトやillustratorなどのソフトが使える人は、会社の資料の挿絵など幅広く役立てるところがあります。
副業でもソフトが使える方は様々な案件の受注ができます。
手描きしか無理です。
私もです!
それであっても、手描きで会社の資料や案内の挿絵を描いたりできますよ。
社内のお祭りイベント的なもので、店の看板とかパンフレット、飾りなどのイラストなどで困っている担当者もいるのではないでしょうか?
無料イラストのようなパソコンで作ったものではなく、ここは手描きがいいとこだわる方もいます。
人対人のお仕事では特に、役立つ場面も多いです。
出世には繋がりませんけどね。
イラストを描く人があまりいない会社だと、少し描ける人はちょっと欲しいときに重宝されるイメージです。
⑥子供が喜ぶ
子供が知ってるものの絵を描くと、子供は喜びます。
チューリップ、クルマ、カタツムリ、ウサギ…
描いた線画に色塗りをしてもらったり、
描けるならその子供自身を描いてあげると喜びます。
小さいときに描いてあげたものを思い出して、たまに「あんなの描いてくれたよね~」と思いだして教えてくれることがあります。
逆に大人のほうが「そうだっけ?」と忘れていることも・・・
このご時勢なので思い出作りに出かけることも難しいですが、どこに行かなくても一緒に絵を描いて過ごすだけで、子供には良い思い出になるんだなあと思います。
悪かったこと
次に悪かったことについて考えてみます。
なんでも描けると勘違いされる
無償で描いてほしいとお願いされる
表現したいものが描けずイライラする
肩こりや目が疲れる
夢中になると時を忘れる
①なんでも描けると勘違いされる
これはそこそこ上手な方に当てはまるとおもいます。
得意なイラストを描いていると、他のイラストもさらっと描いてしまえると本気で勘違いされます。
描き慣れたイラストだからちゃっちゃと描けますが、
描きなれない、さらには描いたことないようなものは、すぐに描けません。
仕事でもなんでも初めは不慣れで失敗もします。
でも、何度もやっているうちにミスも無くなるし、さらには効率良くできるようになります。
イラストもそれと同じで、描くうちにだんだん効率化され、単純な線でそれだとわかるようなものが描けるようになります。
さらっと描いているからといって、なんでも簡単に描けるわけではないのです。
②無償で描いてほしいとお願いされる
簡単に描けると勘違いされることから始まるのだと思いますが、簡単に無償で描いてと言われることがあります。
ノートの端にちょこっと描く落書きならアリです。
しかし、誰かのプレゼントにする色紙だったり、作品だったりするものはそれなりの完成度が求められますよね。
簡単に落書きを描くのと、完成品を作り込むのとでは、かける熱意と時間が全く違います。
イラストで仕事をして描くことに慣れていても、それなりの完成度で仕上げるには多くの時間と労力がかかります。
その依頼を受ける時間とパワーで他の仕事か1件受けれたなーと思っちゃうと、すごく損した気分になります。
心がちっさいとかじゃなく、ただ働きってみなさんも嫌でしょ?
イラストは好きだけど、自分が納得できないものは受けたくないですね。
③表現したいものが描けずイライラする
今だと、ふわふわの毛並みが描きたいのにうまくいかなーい😱とか、
真っ白なワンちゃんをリアルに描きたいのに、色盛れない💦
とか色々悩みながら描いてます。
色々試して、今日はダメだと思ったら次の日の頭がクリアな朝に持ち越してリベンジします。
次の日にまわすと頭もスッキリしていて、意外に描けたりします。
④肩こりや目が疲れる
肩こりや目の疲れって、集中して描いてるときは感じないのですが、終わってからたちまち実感して後悔することがあります。
そのときにはもう遅くって、しばらく疲れが取れず、満足に作業ができなくなってしまいます。
対策はブルーライト遮断眼鏡をかけてパソコン仕事をする。
定期的に休憩をとって肩や腕をほぐす。
そして、なるべく良く寝ることです(*^-^*)
意識的に行うだけで、本当にずいぶん違います!
⑤ 夢中になると時を忘れる
本当に波に乗ると、あともう少しと言いながらあっという間に時間が過ぎます。
何もない日なら子供を送ってからお迎えまで一日中描くことができます。
まあ、他に用事がない日が珍しいので、途中で切り上げねばならないのですが。
しかし、没頭できるって本人は幸せですが、周りにとったら困るようです。
声をかけても返事が遅かったり帰ってこなかったり、もしくは邪魔扱いされるので。
家族との関係を気遣いつつ、たまにはやりたいことに没頭したいです。
まとめ
メリットとデメリットを上げましたが、今も描き続けているということは私にとってメリットが大きかったのだと思います。
万人にイラストを描くといいぞ!というつもりはありませんが、
・もともと描くことに興味がある人
・描くこと楽しいと思える人
・デスクワークが好きな人
・内向的な人
は、イラストを描くことに向いている可能性があります。
自分では下手と思っていても、味があるイラストだと感じてくれる人が1人でもいれば、立派にイラストレーターを名乗れます。
新しい趣味をお探しの方、イラストに興味はあるけどなんとなく躊躇してる方、ストレスのはけ口を探している方、イラストを描く人生を始めてみませんか?
コメント