Windwingの苔テラリウムで使われている「竜山石」。
兵庫県高砂市で古くから採石されている、歴史ある石です。
今回は竜山石の魅力と苔テラリウムとの相性についてお伝えしていきます。
竜山石はどんな石?
竜山(たつやま)石は約一億年前の白亜紀におきた火山活動で、ほかの石とは全く違う稀な石に変化しました。
石の成り立ちが奇跡的で、
火山などで流れた溶岩が冷えて固まったり、高い温度の火山灰や火山れきなどが急激に積み上がり、それ自身の熱で固まった岩がもともとその場にありました。
流紋岩溶岩というのですが、この岩が一度水中で粉砕されます。
粉砕された岩が何らかの影響で再び固まり、
ハイアロクラスタイトという世にも稀な石となりました。
さらに不思議なことに「竜山石」と一言でいっても、3色のお色があります。
赤、青、黄色
の3色です!
色々選べてオシャレな石です。
中でも赤色はとても希少です。
なので、アトリエでは青色、黄色を使用しています。
青色はクールな水色、
黄色は温かみのある黄色の色味が特徴です。
苔テラリウムとの相性
カラーバリエーションが楽しい石ですが、それだけではありません。
水を非常に良く吸い、吐き出すのが特徴で、苔テラリウムに重要な調湿性を高めてくれます。
水を含んでいるときは色が濃く変わり、いろいろな表情を見せてくれるのも面白い特徴です。
また、やわらかい石で加工性も高く石に関しては素人の私でも簡単な加工(割る、工具で削る)を行う
事ができ、石のプロの石材店さんでは素晴らしい作品に仕上げられています。
苔テラリウムに使用すると、作品全般の苔の持ちが良くなった気がしています。
地元の銘石として今後も発信していきたい竜山石。
この石を使ったお気に入りの作品は”竜石景”と名付けて発信、販売していこうと思っています。
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