苔の根を見てみよう!

苔アトリエ

苔において、根っこに近い役割をする仮根(かこん)。

多くの植物と違い、「根」ではなく「仮根」と呼んでいる理由は前回のブログで書きました。

苔の根っこはどこ?
植物の根っこにあたる役割をする部分は、苔にはないんです。これは仮根(かこん)と言います。地面にくっつくための役割をしています。でも、普通の植物と違って仮根から水や養分などの、植物が生きるための栄養を補給しないんです。

今日は、仮根がよくわかる苔テラリウムがあったので、ご紹介します。

コツボゴケの仮根を見つけた!

コツボゴケの仮根は比較的よく見つけることができます。

馬フィギュアが入っている写真1枚目をご覧ください。

コツボゴケが馬の後ろ、馬と岩の間から生えています。

ガラス容器の向きを変えて、斜め後ろから見てみましょう。

2枚目の写真をご覧ください。

葉がついている間から茶色く細い線が出ています。

これがコツボゴケの仮根です。

写真中ではガラス容器にくっついていますね。

さらにアップしてみましたが、カメラの限界です(^▽^;)

別のテラリウムの仮根も見つけました。

わさわさ成長しています♪

ジャゴケの仮根を見つけた!

こちらはジャゴケの仮根を見てみましょう。

小鳥がいるテラリウムの写真をご覧ください。

植えた当初よりも全体的に苔が成長しているのですが、

向かって右側の白い糸がたくさん出ている苔が、ジャゴケです。

そして苔から出ている白い糸が、ジャゴケの仮根です。

こちらは白い仮根です。

まとめ

仮根の観察はいかがだったでしょうか?

仮根が伸びている姿は、見栄え的にはあまり良くないです。

しかし、個人的には仮根が伸びて元気に成長してくれるのは嬉しいなと思います。

インテリアとして綺麗なままも良いですが、自然の生き物として伸びていこうとする姿は小さな感動を覚えます。

伸びて気になる方は、細かいものが切りやすいハサミで、そっと手入れしてあげてくださいね。

苔についてもっと知りたい方☆

写真が大きく、拡大写真もあり、初心者にもわかりやすく苔の生態について書かれています。

主要な苔182種に厳選されていて、初心者はこれ一冊で苔の勉強や観察にも使えます。

小さな緑の世界を覗いて見てくださいね〜

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