苔テラリウムや苔リウムを作るとき、
「根っこの汚い部分はカットして整えてください」
と書きました。
そのブログはこちら↓
えっ?切っていいの?!
ていうか根っこってどこ?
と思われた方、今からご説明します。
苔の根っこ
お手持ちの苔を一本取ってみて、少し観察してみて下さい。
葉と茎があり下の方に行くと、茶色くなったやっぱり葉と茎がありませんか?
あれ?じゃあ根っこはどこだよ??
もしかして根っこは無いの?
そうなんです。
植物の根っこにあたる役割をする部分は、苔にはないんです。
でも、地面にくっついてるよね?
土の上だったり、コンクリートの上だったり。
地面に接してる部分が根っこでしょ?
あれは仮根(かこん)と言います。
地面にくっつくための役割が主な役割です。
でも、普通の植物と違って、仮根から水や養分などはあまり吸収しません。
えっ!
苔ってたくさん水いるよね?
どうやって吸収するの?
苔は葉や茎の体全体を使って吸収します。
栄養も多少は必要で、空気中のミネラルを取り込んでいます。
しかし、1本の苔だけではあまりにも繊細ですぐ乾いて枯れてします。
だから、1本1本が集まって群れを作って生活しているのです。
苔たちの生き延びる知恵ですね。
みんなで協力して生きてます!
根っこの処理
では、本題の根っこの処理についてです。
ここでいう根っことは仮根の事だと、もうおわかりですね。
仮根は美しい緑が変色し茶色くなっています。
苔テラリウムに植える際は、ここをある程度カットして植えると、植えやすくきれいに仕上がります。
注意することは苔によって短くしすぎると、バラバラになって植えにくくなってしまうことです。
特に苔リウム植えをしたい方は、苔にもよりますが茶色部分をある程度残して置くよう注意しましょう。
苔リウム植えと苔テラリウム植えの違いについてはこちら↓
まとめ
①苔の根っこは仮根で地面につくためのもの。
②水や養分は体全体から補給できる。
③苔テラリウムや苔リウムを作るときは、根っこを切って植えやすくしても大丈夫。
④根っこを切りすぎてバラバラになっても、苔は生きているので環境が合っていれば育つ。
苔の知識を深めて、苔テラリウムづくりを楽しみましょう♪
◎テラリウム用の小物にいかがですか(*^-^*)
色々あるので、また探してみて下さいね~
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