我が家が苔屋になってから、以前の「我が家」とは違うなと思ったことについてお話しします。
裏話です。
お気軽にご覧ください(^^♪
当店は自宅で苔テラリウムを作り、各店舗へ納品しています。
(2021年11月はピオレ姫路ザッパ店と加古川の雑貨店moiさんで販売中です!)
また、月に数回イベントに出店し、苔テラリウムワークショップを行っています。
なので、常に自宅には苔を置いている状態です。
庭だけでなく室内ストックもあります。
その為、時々不思議なことが起こります。
洗濯物に苔?!
我が家では洗濯は毎日します。
いつも七キロ洗濯機いっぱいを1~3回まわすのですが、洗濯干しの段階で見つけるのが苔です。
始めて見つけたときは新種の洗濯カビかと思いました。
きれいな緑で線の細い植物の切れ端が見つかるのです。
毎回発見するわけではなく、時々。
カビにしては美しすぎるので、なんとなく気味が悪かったのです。
まさか、洗濯槽の裏ではこんな植物が海藻のようにみずみずしく茂っているのでは?!
そんな想像を本気でしていました。
ある日、細切れになっていない状態のものを見つけました。
よくよく観察してみると、
これコケやん!!
どういった経緯でここに入っているのかはわかりませんが、間違いなくそれは苔でした。
とりあえず、すごく安堵しました。
本気でカビじゃなくてよかったです。
苔だし、取りにくくもないから別にいいけで勘弁してほしいなぁ…
敷き布団にコケ
基本寝室には食べ物や飲み物、ましてや苔などは持ち込み厳禁としている我が家。
食品をうっかりこぼしたりして掃除の手間が嫌なので、これだけは徹底しているはずなのですがなぜでしょう?
仕事で疲れた家人より先に寝ている苔を発見してしまうのです。
なぜいる?!
しかも、まあまあ大きい一本苔!
アトリエとして使っている部屋と近いので、誰かの足の裏にくっついて運ばれてしまうのでしょうか?
むろん、アトリエの床は繁忙期は特に苔まみれになります。
苔とりマット置かなきゃだめかな?
子供がコケを拾ってくる
子供の将来は未知なる可能性であふれています。
しかし、いくら可能性があっても自分が知らない職業になろうとは思いません。
生きていく中で知り得た職業、興味ある事柄から就職したり、事業などを起こしていくわけです。
苔屋の子供たちは物心つく前からすでに、様々な種類の苔が身近にありました。
今では外出先できれいな落ち葉やどんぐり、虫を採取するのと変わらないくらい、苔を見つけるのが上手です。
目立たないところにある苔を見つけ、拾って帰り、案の定枯らします。
彼らは苔屋二代目になるのでしょうか?
それとも全く違う別の事業を起こすのでしょうか?
サラリーマン以外の道を知っている子供たちは、親世代よりさらに柔軟に仕事を選んでいくのだろうと思います。
採取してカラカラに乾いた苔は、クワガタ飼育ケースに入っていました。
テラリウムのつもりなのかもしれません。
苔はいつでもそばにいる
ご清聴ありがとうございました。
掃除も人並みにしているにもかかわらず、我が家は苔に浸食されています。
多量の苔を室内に招き入れ、一緒に生活しているようなものなので仕方ないのでしょう。
ガラス容器に美しく収まる苔テラリウムを招き入れたくらいでは、こうはならないのでご安心を。
今後とも苔テラリウムをよろしくお願いします。
☆使用参考図書紹介☆
苔の種類は驚くほどたくさんあります。
正しく見分けるには顕微鏡が必要なほどです。
本書はハンドタイプで持ち運びしやすく、フィールドワークに便利です。
苔の見分け方が図解してあり、一つの苔に対する写真も豊富です。顕微写真もあり肉眼では見えにくい細部がわかります。
必要な日照や湿度の見やすい表記もあり、苔の相性確認にも役立つ一冊です。
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